【 基本理念 】
ALL COME TOGETHER
【 スローガン 】
~手を取り合い 共に歩むまちづくり~
【 はじめに 】
泉大津青年会議所は1958年に日本で150番目の青年会議所として誕生し、本年で創立67年目を迎えることができました。様々な時代背景の中、長年にわたり、まちの発展のためにJC運動を展開し続けていただいた先輩方の弛まぬ努力に敬意を表し、私たちの運動にご理解とご賛同をいただいております行政や各種団体の皆様に感謝を申し上げます。本年度の基本理念はALL COME TOGETHER と致します。会員個々の力を結集し、地域一丸となってまちづくりに取り組む姿勢を表現しています。一人の百歩より百人の一歩という言葉があるように、明るい豊かな社会の実現に向けて、地域に根差した運動を展開していくためにも、まちに寄り添い、手を取り合い、皆で一歩を踏み出せるようなまちづくり運動を展開してまいります。
【 メンバー全員が意識を高く持ち続ける会員拡大 】
泉大津JCにとって会員拡大は重要課題です。40歳で卒業という年齢制限がある青年会議所にとって、拡大を続けないと会員数が減少し、満足のいくJC運動が展開できなくなってしまいます。私たちが明るい豊かな社会の実現を目指し、まちづくりを行い、地域により良い変化をもたらすためには、まず会員拡大を推し進めていかなくてはなりません。近年では、異業種交流会や拡大戦略会議の実施、拡大パンフレットの作成、全会員での拡大リストの共有や更新等を実施してきました。それらを継続的に行うことが、本年度のみならず数年後の会員拡大にもつながっていくと考えます。手法の1つである拡大リストにおいては拡大戦略会議ではもちろんのこと、委員会や正副理事長会議、理事会でも確認し共有し合える環境を構築することで、拡大への意識を常に高く持ち続けます。異業種交流会はゲストの方が自ら参加したくなるような設えを行い、拡大対象者を増やしてまいります。皆で拡大の一歩を力強くすすめ、これから私たちの仲間となりえる方との出会いの機会を作り、まちづくりのバトンを次の世代へつないでいくためにも、会員拡大を全員の力で取り組みます。
【 お互いが成長できる青少年育成事業の実施 】
私たちはこれまで、わんぱく相撲泉大津場所をはじめ、様々な青少年育成事業を通じて子供たちの心身の健全な成長、社会生活に必要な経験の場を提供する事業を展開してまいりました。目の前のことに本気で向き合い、喜び、時に涙する子供たちの姿は私たちの心を動かし、青年会議所メンバーの成長の機会にもつながっています。わんぱく相撲に参加する子供たちにとって、幼少期の経験はずっと心に残る思い出となり、良い経験となるでしょう。勇気を出して参加する子供たちに、応援の輪を広げ、会場全体が一体となり、生涯に残る素晴らしい思い出を作る機会を提供します。相撲の勝敗だけにこだわることなく、相撲道が持つ礼節や思いやりを学び、大会を通して勝つことの喜び、負けることの悔しさを体験することにより、勝者を称え、敗者への思いやりの心をもつ子供へと成長してもらいます。そして、これからの変わりゆく社会を生きる子供たちには、信頼関係の中でお互いを認め合うコミュニケーション力を幼少期から育むことが重要です。個の力だけではなし得ることができない目標に仲間と支え合いながら取り組み、その成果や感動を分かち合うことで心を通わせる機会を提供します。その経験をもとに互いに心を開き協力して挑戦できる人財へと成長していただきます。
【 一体となって取り組む災害に強いまちづくり運動の実施 】
近年自然災害が非常に身近な事象になっています。地震に限らず台風や洪水により毎年の様に全国各地で災害が発生しており、過去と比較しても自然災害の発生数は急激に増えています。私たちの活動エリアである泉大津市・忠岡町でも被災したことがあり、泉大津JCは復興のマンパワーとして最前線にて活動をしてまいりました。いつ、どこで発生するかわからない自然災害への備えとして、自助(自分の命は自分で守る)共助(地域で連携しあって防災力を高める)公助(公的な支援)の考え方の理解や、常日頃からの意識付けが欠かせないものとなってきています。そこで大事になるのが、地域と連携し合いながら防災・減災運動を実施し、市民・町民の方々へ発信し続けることです。何かが起きてからでは手遅れになってしまいます。被害を最小限にするべく日頃から防災・減災運動をおこない備えることが重要です。そして、万が一、災害が発生した場合は早期にまちの復旧・復興を支援するために、2022年から使用している緊急時連絡網を改善し、有事の際はメンバーの安否確認はもちろんのこと、1つのチームとなり迅速かつ的確な行動ができるように取り組みます。泉大津JCと行政、市民町民と手を取り合い、防災への意識を高めていくことが私たちの使命だと考えています。
【 会員の育成と環境の構築 】
JCには三信条というものがあります。修練・奉仕・友情です。次代を担うリーダーとなるべく自己研鑽と会員同士切磋琢磨を繰り返しながら、泉大津市と忠岡町に貢献する運動を実施し、その過程を経ていくことで会員同士の友情が育まれます。ただし、入会しただけでは機会の提供を受けることはできません。自らで一歩を踏み出し、出席して自分の目と体で体感していただくことが大事であり、特にこれから入会していただく会員にはJCの取り組んでいることや目的を理解いただくとともに、組織として例会や事業、委員会の出席率を上げていく環境づくりが必要です。出欠を取りまとめるJCアプリの登録とログイン方法の周知徹底、JCプログラムの開催、会員のみならずJC運動を支えていただいているご家族も含めた例会を実施します。JCは、青年が社会により良い変化をもたらすためにリーダーシップの開発と成長の機会を提供する団体です。1年間を通して、新しい仲間を迎え入れる会員拡大運動の歩みを止めることなく、新入会員や現役会員へ成長の機会を提供し、各種事業に出席しやすい環境を構築してまいります。
【 組織の秩序を保つ運営と認知度を高める広報活動の実施 】
何をおこなうにしても基礎が大事です。泉大津JCにとっての基礎は公益法人として定款、諸規程に則った適正な運営です。規準を厳格に遵守し、公益性や公正性が確保された厳正かつ健全な組織運営が求められています。理事メンバーだけではなく、全会員がこの意識を持つために、会の方向性や予算の使途を審議する総会へ出席いただき、全員で目的意識を共有し、泉大津JCの運動を展開いたします。我々の運動を展開するにあたり、泉大津JCが普段からどのような活動を行っているのかを広報することが、充実した運動や事業展開につながると確信しております。本年は広報活動に力を注ぎ、当会へ一層のご理解とご協力を賜ることができるように目指してまいります。創立から67年経過する団体でありながら、JC そのものを知らない人やどのような活動を行っているか分からない人が多いのではないでしょうか。まちのためを思い活動している中で、認知度が低いということは致命的でもあり、活動に対する説得力に欠けます。そこで、SNSやPR看板をはじめとした、あらゆる媒体を駆使してJCがまちや子供達のためにどのようなことをしているかを継続的に発信し、認知度を高め、より多くの市民町民の理解を得るよう広報してまいります。
【 最後に 】
JCには様々な出会いや機会が溢れています。私が11年間JC運動を続けてこれたのは多くの先輩、そして仲間がいたからです。そこには人と人とのつながりがあるからこそ、今があると感じています。様々な人が関わるこの団体ではそれぞれのメンバーに得意不得意があり、今まで経験してきたことや、考え方も違います。そのような中、利害関係なくまちの発展と青少年の健全育成について1日1日真剣に考え、目的に向かって突き進むこの青年会議所という組織では、それぞれで違う考えが出てくるのは自然なことだと思います。JC運動に決まった正解はありません。皆で認め合い協働でつくりあげていくものではないでしょうか。JCの目的は明るい豊かな社会を目指し、地域の課題を解決しながら発展を目指すことです。この目的達成のために、メンバー全員手と手を取り合い共に歩みを進めてまいりましょう。
【 基本方針 】
1. メンバー全員が意識を高く持ち続ける会員拡大
2. お互いが成長できる青少年育成事業の実施
3. 一体となって取り組む災害に強いまちづくり運動の実施
4. 会員の育成と環境の構築
5. 組織の秩序を保つ運営と認知度を高める広報活動の実施
公益社団法人泉大津青年会議所
第六十七代理事長 岡田 勇一