JCI 公益社団法人泉大津青年会議所

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泉大津青年会議所について

至誠

【 基本理念 】
至誠

【 スローガン 】
すべてはまちの未来のために

【 はじめに 】

昨年に創立六十五周年を迎えた私たち泉大津青年会議所。周年式典や記念事業を通じ、地域や関係諸団体の皆様方のご理解やご協力のおかげで今日まで歩んできたということを再認識いたしました。また、先輩方の現役時代だけではなく、卒業されてから今日までの変わらぬまちづくりへの情熱にあらためて敬意の念を抱くことができました。そして、姉妹JCであります台湾の豐原國際青年商會の会員の皆様にも来日を賜り、久方ぶりの対面によって交流を深めることができました。創立六十六年目となる本年は、昨年に検証と再構築をおこなった中長期ビジョンで掲げた「まちづくりのための人づくり」という我々の存在意義を今一度運動の中心に据え、基本理念を「至誠」とし、泉大津市と忠岡町の発展に向けて多岐に渡った事業展開に挑戦して参ります。

【 まちづくり運動の幅を拡げる会員拡大 】

JCI泉大津は本年、54名でスタートしましたが、年末をもって卒業する会員は13名と在籍会員の約25%を占め、大きな比重となっています。会員拡大に終わりはなく毎年課題として上がり、様々な取り組みがなされてきました。これまでの会員拡大への思いをつなぎ、これからも同志を増やしていかなければなりません。言葉にするのは簡単ですが、対象者にまちづくり運動を理解してもらい、入会をすることの魅力を感じてもらうにはたくさんの努力が必要です。本当に難しいことであるからこそ、全会員が一丸となって取り組まなければなりません。本年は、全員で取り組むべきこととしての意識を高めるため、全ての委員会が拡大戦略会議を設営し、各委員会それぞれの想いやアイデアから会員拡大への意識向上へとつなげます。また、会議だけではなく、拡大の事業としても役割を担うことで、全員で取り組む拡大を実現します。会員は多ければ多いほどまちづくり運動の幅を拡げることができます。泉大津市・忠岡町を明るい豊かな社会へと導くためには会員を増やしていくことが肝要であると考え、会員拡大に取り組みます。

【 まちの未来を担う青少年の育成 】

子供はまちの宝であります。子供に健全な成長をもたらすことは、まちの未来を豊かにすることへとつながります。子供には家庭での教育、学校での教育、そして地域社会からの教育が必要です。私たちJCI泉大津は、3つ目の地域社会からの教育を担っております。家庭・学校・地域社会とそれぞれが果たすべき役割は違いますが、家庭や学校と連携をしあうことで、相互補完と相乗効果が生まれるような事業構築をして参ります。世の中のあらゆる技術は日進月歩であり、社会の流れは急速で予測し難いものです。先行きが不透明な時代において、まちの未来をつくる青少年の健全な育成には、道徳が最重要であると考えます。生命を大切にする心や他人を思いやる心、勤労の尊さ、自立心や責任感、善悪の判断などの規範意識は時代が変わろうとも大切さは一切変わりません。子供が道徳を培うことは、たとえ変化の激しい社会情勢であっても自身の生き抜く力となり、生き抜く力をもつ子供が増えることでまちの未来が明るいものになると確信しています。そして、当会が継続して開催してきたわんぱく相撲大会は本年も開催し、子供達に勝つ喜び、負けた悔しさなどの心が動く機会や他人を敬う礼節を学ぶ機会を提供します。また、次世代を担う層に向けた3カ年事業の最終年度として、個から公へと意識が育まれるような事業を実施いたします。青少年の事業は心の育成を中心に取り組んで参ります。

【 社会に信頼される法人運営 】

まちづくりのために運動をする団体として、社会から信頼される団体であり続ける必要があります。公益社団法人として、関係法令に則って適切に会を運営していくことが基本でありますが、事業を通じて信頼を得ていくことにも取り組みます。対外に向けては、多くの関係諸団体の皆様方をお招きし、運動方針を発信するような新年互礼会を行います。対内に向けては、自身の採決に責任が伴う総会といった気を引き締めることが高度に求められる場面において、定款や諸規程などの運用ルールを厳守し、全会員がJCI泉大津の一員であるということを自覚し、意思決定に参画してもらうように取り組みます。また、まちづくり団体として信頼できる団体であるということをPRし、認知をしてもらうことは、市民・町民の信頼を得ることにつながるものと考えます。昨年に当会が地元和菓子店とタッグを組んで商品開発を行い、泉大津市内の和菓子店数店舗にて現在販売されております「アンデクルンデ」。親しみやすいこの和菓子を切り口として当会のPRをおこない、運動の一端を知っていただくことで信頼獲得へとつながるように取り組んで参ります。

【 まちづくりのために行動ができる会員の育成 】

JCI泉大津は、育ってきた環境や仕事、考えや経歴が様々な会員で構成されています。そのような個々に違う背景をもった会員で構成される当会の目標は、泉大津市・忠岡町を明るい豊かな社会へと築き上げることです。これから入会してくる会員に向けて意欲的にまちづくり運動に取り組めるように、そして、在籍会員に向けてはまちづくり運動をさらに充実させることができるように、運動を展開していくうえで必要な力を身につけていく研修事業を実施し、会員の力を向上させます。入会したことが自身の成長にもつながっていることを実感してもらうだけでなく、入会した意義を再確認し、まちのために能動的に動くことができるように会員を育成することで、明るい豊かな社会の実現へと結びつけます。また、会員が懸命にまちづくり運動をおこなうためには、会員家族から運動への理解を得ることも重要です。会員家族に向けた事業を実施し、まちづくり運動についての理解を深めてもらい、今後の運動へより一層取り組める環境を構築します。

【 市民・町民のまちづくり意識の向上 】

本年は任期満了による泉大津市長選挙・忠岡町長選挙が行われる年であります。まちづくりの最も根本的な部分は選挙でありますが、前回の両選挙の投票率をみますと、両市町共に有権者の半数以上が投票をしていないという結果であり、市民・町民の主権者としての意識は高くありません。一市一町を運動エリアとし、まちづくり運動をけん引していくJCI泉大津が市民・町民の主権者意識を向上させ、まちづくりへの参画に導く必要があります。そこで、二つの首長選挙が予定される本年は、住民一人ひとりがまちの未来について考えることができる絶好の機会と捉え、主権者意識を向上させる事業を実施し、市民・町民の手による今後のまちづくり運動へとつなげることを目指します。また、まちづくりは過去から現在に至るまで、その時代を生きる人々の手でおこなわれてきました。歴史を知ることは、現在や未来のまちについて考えるきっかけとなります。両市町には多数の神社とお寺が存在しますが、神社仏閣はそれぞれに文化が有り、かつてはまちのコミュニティの中心でもありました。地域における神社とお寺について再認識することは、自分達の暮らす地域を知るうえで重要であり、神社仏閣に関連した事業をおこなうことで、地域の未来について考えていく機会をつくります。

【 結びに 】

「至誠にして動かざるものは未だこれあらざるなり」。幕末においてたくさんの志士を育て上げた吉田松陰が大切にした言葉です。誠の心をもって接すれば心を動かされない相手はいない、という意味です。今年1年私は先頭に立ち、全会員が充実した運動ができるように全責任を負う覚悟をもって、JCI泉大津を率いて参ります。会員には、何事にも果敢に挑戦をしていただきたい。その挑戦には私も共に取り組みます。まちの未来のために至誠であれば、必ずや人々は動き、それがやがては泉大津市と忠岡町の発展へと結びつくと信じています。運動が会の自己満足だけで決して終わらせてはならないのが私たちです。当会の運動がまちに希望をもたらす変革の起点となり、大きな影響を与えていくことを目指し、誠の心をもって全身全霊で取り組むことをお誓い申し上げます。

【 基本方針 】

1.まちづくり運動の幅を拡げる会員拡大

2.まちの未来を担う青少年の育成

3.社会に信頼される法人運営

4.まちづくりのために行動ができる会員の育成

5.市民・町民のまちづくり意識の向上

公益社団法人泉大津青年会議所
第六十六代理事長 前川 和也

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