委員会事業方針
まちづくり委員会
委員長 西條 徹
◎事業方針
私たちの生活には自然災害や新型感染症の流行、交通事故など、様々なリスクがあります。こうしたリスクへの対策は、生活環境や価値観、家族構成によって異なるため、一律の方法では十分に対応できません。自分に合った備えを考え、自分で行動する「自助」の精神と、地域で助け合う「共助」の精神を育てることと、国や自治体が用意している「公助」の仕組みを理解することは、どんな状況でも安心して安全に暮らすために重要です。平穏な日常を大切にしながら、常にリスクに向き合う姿勢を持ち、地域全体で支え合う仕組みを構築していくことが、持続可能な社会を築くために必要です。
まずは、住民一人ひとりの危機感を高めるために、実際に災害時に日常生活がどのように一変するかを体験できる機会を提供し、行政と連携しながら災害が引き起こす状況をリアルに感じ取ることで、すべての人が災害に対してしなやかで強い姿勢を持つことができるようにします。そして、災害が起こる前から地域全体での支援し合う姿勢を醸成し災害に強くしなやかな地域社会を築くために、一人では生き延びることが難しいが地域全体が協力すれば助け合いながら生き延びることができるという考え方を地域に浸透させることで、まち全体が防災のことを考える一助を担います。さらに、安心や安全を脅かすリスクは自然災害だけでなく多種多様であることを知ってもらい、リスクを予測し備える重要性を理解してもらうとともに、問題解決が一人では難しい場合もあることを伝え、コミュニティや共助の大切さを啓発し、積極的に助け合える社会づくりを目指す事業を行います。
人は安全な環境があってこそ、幸福を感じやすくなります。この安全な環境という基盤を築くことは、まちづくり運動の第一歩であり、安全は単なる当たり前のものではなく、しっかりと考え抜かれた戦略が必要です。委員会メンバーのそれぞれの個性を活かし、強い防災力と温かい共助の文化を持つまちを築き、どのような困難が訪れようとも、共に立ち向かい、支え合い、より安全で持続可能な社会を実現するために全力を尽くします。
◎事業計画
1. メンバー全員が意識を高く持ち続ける会員拡大
2. 7月度例会の実施
3. まちづくり事業の実施
4. 異業種交流会の実施
5. 京都会議ロムナイトの設営
6. 卒業式への協力